安生洋二は高校を卒業して1985年にUWF入門。しかしUWFが経営破綻し、UWF軍団として新日本プロレスに参戦。1994年のヒクソン・グレイシー柔術アカデミーへの“道場破り”、1995年にはUWFインターナショナルとして新日本プロレスとの対抗戦。総合格闘技に進出しながらも、一方では200パーセント男としてプロレスキャラを確立し、その後ハッスルに参加するなど多彩な才能でプロレスファンを楽しませてくれました。
安生:最初に新日本と提携するときには、「自分たちは新しいムーブメントを起こしてやっているんだ。新日本プロレスなんかダメだ」と言われていたのに、上の人たちが否定していた新日本プロレスとすんなり一緒になっちゃったから、「アレッ?」って思いましたね。それでもうプロレスはやめようと思っていたら、高田さんに引き止められて・・・。
蝶野:上の人たちが新日本にアレルギーを持っていたのかと思ってたのに、違うんですね。上の人たちは古巣に戻る感じだったんだ。
蝶野:前田さんと話をしたときには、「自分たちはプロレス界のヒール的役割として、新日と対立する位置づけを常に考えていた」みたいなことを言ってましたよ。そういうプロレス界全体を見てUWFの位置づけを考えていたんだと感心したんだけどね。
安生:(笑いながら)それは違うと思いますね。それはあの人が自分の記憶を都合良く塗り替えてますよ。その当時絶対そんなことを考えてないですよ。
蝶野:俺たちレスラーは何回も同じことを聞かれるから、サービスでいろんな違うことを言うけどね。
安生:いや、サービスではなくてあの人はナチュラルに自分のきれいなストーリーに塗り替えるんですよ、全部。全然ドス黒い、汚ーいことを考えているのに、みんな塗り替えちゃうんですよ。何度も見てますから。蝶野さん、騙されちゃダメですよ。何年プロレスをやってるんですか。あの人がそんな、みんなのことを考えているわけ無いじゃないですか?
蝶野:(あまりにも直球の安生の発言に困りながら)いやいや、前田さんの話に違う一面をみたと感動してたんですけどね・・・。
安生:そんなわけ無いじゃないですか。長州さんの顔面を蹴った事件、あんなの何回塗り替えて話してると思うんですか。
(長州戦を見ながら)
安生:キレてますよね、これ。
蝶野:長州さんってよくキレるんですよ。キレた時は、メインイベントが終わらないうちに帰っちゃうという。
■長州vs安生
放送画面キャプチャ
蝶野:グレイシー柔術への“道場破り”をやりましたよね。
安生:“道場破り”も何も・・・・、行くわけ無いじゃないですか、一銭にもならないのに。
蝶野:誰かにはめられた感じはあるよね。プロレス業界にとって何もプラスじゃないことなんだから。確かに業界にとってUWFはちょっとやっかいな存在だって意識もあったし、ざまーみろって感じにしようというか、なんかどこかで仕組まれてるっていう感じだったよね。
安生:グレイシーとの交渉のためにアメリカに到着した翌朝ですよ。朝7時ぐらいに「ヒクソンが待ってますよ」って某記者から電話がかかってきて。
蝶野:大きな落とし穴を仕掛けたのはマスコミ?
蝶野:向こう(グレイシー)に吹き込んで、道場破りの写真が撮れれば、マスコミとしては・・・
安生:グッジョブですからね。
蝶野:現地にいた記者?
安生:なんとなくそいつの顔、浮かんできますよ。電話もかけてきたし。
蝶野:記事になるような写真が撮れればいいですからね。じゃあ、その記者だよ、黒幕は。
安生:新しい説でうまくまとまりましたね。(笑)
■現在53歳、用賀で焼き鳥店をやっているそうです
放送画面キャプチャ
■蝶野vs安生
放送画面キャプチャ
蝶野:なんで、フィニッシュの映像が技をかけてるオレの顔じゃなくて安生さんのアップなんだよ。
安生:やっぱり面白い顔になっちゃうんですよ。
蝶野:自分の団体の試合では全く違うスタイルができるから凄いよね。
(IWGPタッグ挑戦者決定リーグ戦を見ながら)
安生:まさかIWGPが見てくるとは思っていなかったですね。高田さんとかが巻いてるベルトだし。
蝶野:高山君も若いけど、ずいぶんレスラーっぽくなってきてるよね。
安生:(蝶野の入場を見ながら)サングラス掛けた“ドン”が入ってくると格好いいですね。
蝶野:オレ、首の怪我かなんかで欠場してたときかなぁ。
安生:解説席、取っちゃいましたね。
■マイクを奪われたのは若き日の柴田さん?
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■蝶野、放送席ジャック
放送画面キャプチャ
解説席を奪って蝶野が叫んだのは「なんでコイツら(安生&高山)がリーグ戦出てんだよ!ふざけんな、コラ、エーッ!」。後ろのお客さんは大喜び。
この後も面白いトークが続きましたが、今日はここまで。
紹介された試合はこちら。今回は7試合なので「オレの激闘!ベスト7」ですね。
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40年前の本日、新日本プロレスがIWGP構想正式発表!今でこそ新日管理のベルトブランドだが、
— ふるきっつあんの不条理ツイート。 (@foolkitchen1) December 12, 2020
>当初の計画では日本国内で開幕戦を行い、以降、韓国→中近東→欧州→メキシコと転戦し、決勝戦をニューヨークで行うという壮大なリーグ戦構想(ウィキより)
であった…。
まあ1年もするとどうやら(続) pic.twitter.com/an6S1FaG8s
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— “Show”大谷泰顕 (@Show_Otani) December 12, 2020
これ、つぶやくの忘れてました(><)
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