プロレス雑誌の表紙集のギャラリーページも見てね。
ツイッター twitter も見てね。
「今日は何の日?」的に考えると7月はあんまり印象的な数字が思い浮かびません。昭和の末期には、田園コロシアムの猪木vsベイダーとか、札幌の猪木vs長州なんかが思い出されますが、自分にとっては一番熱かった時期をやや過ぎた時代の部類に入るので、記憶にはあるのですが「7.29田コロ」といえば「猪木vsベイダー」という連想には至りません。
何か話題は無いかなと思って古い雑誌をめくってみると、1980年7月17日、蔵前国技館で私の偏愛するUWA世界ヘビー級選手権試合「アントニオ猪木vsタイガー・ジェット・シン」が行われているではないですか。“偏愛する”と言いながら、毎度毎度忘れているのが情けないですが。(4月の記事も見てね)
そう言えば、試合開始前のお祈りの儀式をやるパフォーマンスのあと灰攻撃、と言う試合でした。猪木も高橋レフリーも目をやられて大ピンチのまま試合がスタートしたものの、猪木の頑張りでスリーカウントのフォールで完全決着。でもシンの足がサードロープにかかっていたという、次につなげるポイントも残しつつ、まだまだ猪木vsシンの闘いの大河ドラマは続く展開でした。
この日は、セミで坂口征二vs上田馬之助というカードも組まれていたようです。しかし「テレビでオンエアされず上田馬之助がっかり」とファイトの記事にあるので、見ていない試合が印象に残るはずも無いですね。予想通り大荒れのケンカマッチの展開、2分台で坂口の反則負けでした。このカードは翌週の倉敷大会で再戦が組まれ、生放送でオンエアされました。
ところで、なぜかこの1980.7.17 蔵前国技館の試合はテレ朝ch2の「ワールドプロレスリング・クラシックス」で放送されていないんですよね。「クラシックス」ファンにとっては、幻の(?)1980.7.17 蔵前国技館大会です。(最近このHPに間違いをたくさん発見して、ちょっと自信をなくしてきた私のリストによると・・・です。間違いに気づかれた方はどうかご指摘をお願いします。)
しかし、20年前のSAMURAIチャンネルの「闘いのワンダーランド#089」では放送されていました。さらに、当時放送されなかった坂口征二vs上田馬之助の試合もちゃんとオンエアされました。
テレ朝ch2で放送しない素材って、なにか理由があるんでしょうか?素朴な疑問です。逆にSAMURAIチャンネルの「闘いのワンダーランド」で放送しなかったのに、テレ朝ch2では放送されたビデオもあるので、大人の事情があるんでしょう。
1988年7月の長州戦、ベイダー戦は、そのあとの8.8藤波戦に続くストーリーとして意味のある試合でした。ただアントニオ猪木の実質的な「引退」ロードが始まったのを感じたシリーズでもありました。