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1998年3月。昨年の暮れのお知らせで、第7巻発刊予定とされた月です。当然のように送られてきません。そして翌月、1998.4.4と言えば「猪木引退」の日。たしか当初、第10巻の内容は以下のような予定だったはずです。
■第10巻 1994-1997
「ファイナル・カウントダウン」
本当に猪木は引退してしまうのか。
ファイナルカウントダウン。
秘められた全エピソード。
今となっては第10巻は「猪木引退」で決まりだな、などとノーテンキに考えたのでした。まだ半分しか刊行されていないけど。
そして次のお知らせが届いたのは、1988年6月5日(文書の日付は5月ですが)。遅れに遅れているが、まだまだ頑張っているとの決意表明とともに、なんと「INOKI アントニオ猪木引退記念公式写真集」(定価1万円)が送られてきました。この写真集は結構好きな写真がいっぱいでお気に入りの写真集です。一万円はちょっと高いので自分では買いませんけど。予約した「闘魂伝説の完全記録」の発刊が遅れているお詫びとして、単行本や自分ではまず買うことの無い高価な写真集をいただけるのは、もしかしたらお得なのかもしれないとも思ってしまいます。それもこれも、最後まで送られてくることが前提なのですが。それを素直に待ち続けている自分は、どんだけお人好しなんだと思います。
一方ではもうこの頃になると、まったく期待はしていませんでした。ただ音信不通になってバックれることをしない「ケイ・インターナショナル」に感心もしていました。でも、「あと4巻」じゃなくて、「あと5巻」だろうとツッコみたくもなりました。
■INOKI アントニオ猪木引退記念公式写真集
これだけ色々と「お知らせ」などの資料が保存してあるのに、最終結末の資料が見当たりません。記憶をたどると、最終的には1998年の秋頃だったと思いますが、遂に発刊断念のお知らせを受け取ったはずです。先払いした予約金も返金されました。たぶん郵便の定額小為替か何かだったと思います。返金は本来なら全10巻予定のうち5巻しか受け取っていないので、38,000円の半分の19,000円となるべきです。ところが、返却されたのは、7,600円。あれれ??。しっかりと「INOKI アントニオ猪木引退記念公式写真集」(定価1万円)と「猪木論」(定価1,400円)の代金が差し引かれていました。
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最初からこうなるような予感もあって、掲載したいろんな「お知らせ」を保存していたのだと思います。なんとなく割り切れない気持ちではあるものの、おもしろい経験ができたなという気持ちもありました。
「猪木なら何をやっても許されるのか」という問いに、「許されるんです!」力強くと答える私ですから。(この件に関しては、アントニオ猪木氏の責任では無くて、猪木ブランドでひと儲けしようとした周りの取り巻きがいい加減だったのだと思いますが)