■ローラン・ボック自伝
アンドレアス・マトレ著
■ローラン・ボック自伝 紹介ビデオ
「BOCK!」は、大まかに1~4章の4ブロックに別れているだけで、目次も、小見出しもありません。そこで、内容を目次みたいに書き出してみました。原文では、必ずしもこの順番に書かれているわけではなく、エピソードが入り組んでいるので、それを整理してほぼ年代順に並べてみました。
リンクを作ってある項目は、その中身をチラ読み出来る程度ですが、紹介しています。
■「BOCK!」
■第1章 幼少期・少年時代
- プロローグ/女子レスラー「ナナ・カラット」
- 幼年期、戦争末期(1944 - )
- 墓掘り人
- 母のこと
- 小学校、教師たち、初恋
- 小さな実業家ローラン
- 夜尿症の克服/祖父の死(1956)
- 家族旅行の記憶
- レスリングとの出会い(1959)
- 養父と実の父親
■第2章 レスリング
- レスリング幻夢
- レスリングチームへの加入(1959)
- ボーデン湖畔の初体験(1959)
- フォイエルバッハ・レスリングクラブ
- スタドル歓楽街のギャング
- 3年間の銀行員経験(1963)
- ウィルフレッド・デートリッヒ
- プロレス初体験(1964年春)
ローラン・ボックvs.サンダー・ナジ
- レスリング国際大会(1965)
- 襲いかかる暗闇の恐怖
- 教員資格の取得(1966)
- ハイスクールの教師(1966年秋)
- サマーキャンプ、カローラ(1967)
- カローラとの結婚(1968)
- トゥットリンゲンへの移籍(1968)
- メキシコ・オリンピック(1968)
- ビジネスへの野心(1969)
- ステーキハウス「ビッグ・ボーイ」(1969)
- 欧州選手権優勝 - 東ベルリン大会(1970)
- カローラとの別れ(1970)
- 両親の離婚(1970)(1970)
- 怪我、手術(1971)
- 欧州選手権 - ポーランド(1972)
- ミュンヘン・オリンピック(1972)
■第3章 プロレス
- プロレス-カインとアベル
- マックスとの出会い
- プロレス転向/アンドレア(1973)
- 生涯の友、ハロ
- プロレスデビュー戦(1973)
- ピート・ロバーツvs.ルネ・ラサルテス
ローラン・ボックvs.オスカー・ラゴ
- ラサルテスvs.グレコの大流血戦(1974)
- ハロとの再会(1974)
- ボックvs.ラサルテス
- ムスタファ・シカネ
- ボックvs.ジョージ・ゴーディエンコ(1974)
- グルーペvs.サトゥルスキー(1975)
- ボックvs.怪僧ラスプーチン(1975)
- 投資家 カルロ・ブライトシェーデル氏
- 女子プロレス/リンダ・ブレア(1976)
- ボックvs.ヒグマ(1976)
- アントニオ猪木vs.モハメド・アリ(1976)
- カルロvs.ヒグマ
- ZDF「スポーツ・スタジオ」出演
- 女子プロボクシング構想(1977)
- トップレス女子ボクシング
/社会との軋轢(1977)
- ボック訪日、新日本プロレスとの交渉(1978)
- 覗き部屋、ハロのビジネス
- ローラン・ボックvs.ルネ・ラサルテス(1978)
- ボック訪日、MSGシリーズ前夜祭(1978)
- 屠殺場のトレーニングパートナー
- デートリッヒ/ミルデンバーガー
/ルスカ、へーシンク記者会見
- 猪木ドイツ来訪、下見見聞(1978年9月)
- 欧州世界選手権シリーズ・猪木ツアー開幕
猪木vs.ルスカ
猪木vs.ボック
猪木vs.ミルデンバーガー
猪木vs.オイゲン・ヴィスバーガー
- 欧州選手権シリーズ・後半戦
猪木vs.デートリッヒ
猪木vs.ボック
- 欧州選手権シリーズ・最終戦
/※ツアー猪木全(22戦)戦績
- 映画俳優、ローラン・ボック(1979)
- ボックvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(1979)
- 日本での試合、ハンセン、アンドレ
ボックvs.木村健吾(1981)
ボックvs.アントニオ猪木(1982)
第4章 事業~2005年頃まで
- ハイルブロンの廃工場(1982年夏)NEW
- 逮捕、裁判、懲役刑(1983)
- 刑務所での強制労働/控訴NEW
- ディスコのオープン/仮釈放(1983)
- 香港の隠し口座/ディスコの成功(1984)
- ニュルンベルクのディスコ2号店(1986)
- グラン・カナリア島のディスコ建設(1988頃)
- ハロの大邸宅/グラン・カナリア島と香港資本
- タイへの移住(1991)
- タイでレストラン開店
「Roland's Barbecue」(1992頃)
- ディスコの税金問題と逮捕状(1993)
- タイでの貿易ビジネス/交通事故(1997)
- ドイツ帰国/新ビジネス(2002)
- ボックのファン、ルイとの ビジネス
- エピローグ/ハロからの電話
「BOCK!」はローラン・ボックの言葉をライターがボックの自伝としてまとめた本なので、ボックの記憶違いや、ライターの脚色も多く含まれているようです。それについて、様々な記録やデータで確認できる部分にはコメントを付けてみました。
また、各種資料と見比べると、人名やバー、ディスコなどの店名は、仮名が多く使われており、地名も置き換えられていると思われる部分もあるので、あくまで実話に基づいた小説ととらえた方がいいかもしれません。
■評伝「ローラン・ボック」~地獄の墓掘り人~
(非売品?)
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読み終わったときには、単語を調べまくって、内容を記録した膨大なメモが残りました。そのメモを元に、日本で出版されている数多くの雑誌や、ビデオの映像から知ることの出来るローラン・ボックの客観的な事実と照らし合わせて、「BOCK!」に書かれている彼の回想の一部を第三者の視点で、このHPにつたない文章の「ボック評伝」風に書いてみました。
全300ページの「ボック自伝」ですので、このホームページに全てを紹介することは無理がありますが、ほんの一部だけ書きためたメモをリライトしても、ボックの人生が見えてくるような気がします。機会があれば少しずつ追加していきたいと思います。「・・・・・」の前後には書き出している内容の100倍ぐらいの膨大な情報があります。何らかの方法でこのHPを見ていただいている、ローラン・ボック好きの方にお伝えできれば良いなと思っています。
参考文献
BOCK!Im Kampf Gegen Stiere & Sich Selbst
週刊ファイト 1982年1月5日号
DVDブック 燃えろ!新日本プロレス vol.26
ベースボールマガジン社日本プロレス激闘60年史
GスピリッツVol.21
GスピリッツVol.22
GスピリッツVol.23
THE WRESTLER BEST 1000
FILA国際レスリング選手権の記録