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闘いのワンダーランド #099
「I編集長の喫茶店トーク」

1980.12.29 ニューヨークMSG
藤波辰巳 vs ダン・ダイヤモンド
ボブ・バックランド vs キラー・カーン
アントニオ猪木 vs ボビー・ダンカン

「ボビー・ダンカンの動向の裏側」

I編集長・井上義啓

 今晩はあんまり時間がございませんので、駆け足でまいります。猪木vsボビー・ダンカン戦を見ていただきました。マディソン・スクエア・ガーデンでの暮の押し詰まっての試合ですね。この時、猪木がダンカンに勝つんですけども、その前にですね、ノースカロライナ州のラズベリーという町でですね、テレビマッチが行われる。で、その時にテレビマッチで大ボラを吹くわけですね、これはまあ、宣伝のテレビマッチですから、やるんですけども。そのあと現地特派員がですね、(控え室でダンカンに)「ちょっと話を聞かせてください」とマイクを向けるとですね、「何だ」と。

 「あなたは来年の1月に新日本プロレスのリングに上がるという契約をしておきながら、キャンセルしました。なぜですか?」と。(答えは)無言ですね、黙ってると。といことは、「来年の1月にノースカロライナ地区で、ビッグマッチに、ビッグタイトルに貴方が挑戦するんじゃないですか?そういったビッグマッチがあるからじゃないですか?」と聞いても、黙ってるんですね、これ。「まさか、相手のチャンピオンというのは、アイアン・シークじゃないんでしょうね」と。(するとダンカンは)「お前、バカか。アイアン・シークというのはヒールだろうが、ヒールのチャンピオンにですね、ヒールの私がチャレンジするわけがないじゃないか。日本人記者が何をバカなことを言ってるんだ。お前はいったい何を言ってるんだ」と。ということはですね、(特派員記者は)「あなたは、ノースカロライナ地区のレスラーなんだから、新日本プロレスとオポジションの関係にある」と。ノースカロライナ地区のジム・クロケットJrとジャイアント馬場とが結んでますからね。結んでますから、契約交わしてますから。だから、馬場のところに行くんであれば、話はわかるけども、オポジションである新日本プロレス、猪木のところに行くっていうのはね、ちょっと話が通じないと。

 (ダンカンは)「お前は何を言いたいんだ」と。(特派員記者は)「12月29日にマディソン・スクエア・ガーデンで猪木と闘うでしょう」と。(ダンカンは)「へー、そりゃ知らなかった。初耳だ。マディソンに行くということは聞いておった。そこで試合をするということは知らされておった。しかし、相手が猪木だということは知らなかった。それでお前は聞いて来るのか?」と。それで、(記者が)「来年ということは1月のシリーズはキャンセルしたけども、2月3月、4月に、あなたは(日本に)行くんでしょ」と・・・・・・・(あと3分)

 



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