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闘いのワンダーランド #101
「I編集長の喫茶店トーク」

1981.04.23 蔵前国技館
タイガーマスク vs ダイナマイト・キッド
アントニオ猪木 vs スタン・ハンセン

「最後のNWF戦、タイガーマスクデビュー」

I編集長・井上義啓

 今日は、4月23日、蔵前大会ですね、これを、まあ見ていただきました。ここで、お話する二つのテーマがあります。一つは言うまでもなく、IWGPを発足させるために猪木がNWFのヘビー級タイトル、これを二階堂進コミッショナーに返還すると、要するにNWFヘビー級を返還するという、これが一つですね。で、もう一つは奇しくもですね、NWFのヘビー級が消滅した日に、返還された日にですね、タイガーマスクがデビューするという、ですから、今後の新日本プロレスの看板はNWFヘビー級から、タイガーマスクへと移っていくわけですけどね。結果的にそうなるんです。この二つのテーマがありますので、まあ、これについてお話することになるでしょう。

 最初は、まあ、猪木のNWFヘビー級タイトルを返上ということから入っていきましょう。これはまあ、IWGPとうね、新日本プロレスにすれば世紀のビッグイベント、これを達成するために、というのは、(IWGPの)目的がですね、乱立しているタイトルを一つにまとめようということですから、猪木がいつまでもNWFヘビー級チャンピオンだと名乗っている訳にはいかない。ですから、猪木はNWFヘビー級タイトルを返上する、坂口はWWF認定の北米ヘビー級を返上する、で、シンはあとになりますけども、NWAの認定している北米ヘビーとアジアシングルヘビー級ですね、そして上田と持っておったアジアタッグと。そして長州、長州&坂口ということになりますけども、長州&坂口は北米タッグを返上するという形で、全部返上してしまうんですね、これ。

 と言うことで、猪木が試合に勝ちますね。これはね、もう試合を見ていただきました。この試合に、ハンセンに勝ちます。でもこれは猪木にとってみたら、非常に大きな賭だったんですよ。と言いますのは、4月17日にホントはボブ・バックランドが挑戦して来るはずだったんですよね。当時チャンピオンは猪木ですからね。4月17日の鹿児島大会でボブ・バックランドが挑戦してくると。で、それに勝って、この日ハンセンの挑戦を受けると、この日のハンセン戦がそうです。これ、二つの防衛戦を控えとったんですよ、猪木は。・・・・・(あと15分)

 



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