徳光和夫の自慢できる話 キラー・カーン(2020/10/26更新)
■#43・#44「キラー・カーン」
<ゲスト>
前田日明
佐久間一彦(元週刊プロレス編集長)
- キラー・カーンは、本当のリングネームは「キラー・カン」だったんですね。しかし、リングアナウンサーが「キラー・カーン」と伸ばしてコールするので、マスコミはそのまま雑誌や新聞に「キラー・カーン」と書いてしまったとのこと。それで今でも本人は「カンちゃんの店」としているんだと知りました。正式には「キラー・カン」。
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- この回のゲストは前田日明。入門したときに「このたび入門しました前田日明です。よろしくお願いします」と挨拶したら、あのゴツイ顔で「あっそう、ボク、頑張ってね」と言われて拍子抜け。キラー・カーンの優しい性格がうかがえます。
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- 前田)初めて小沢さんの足を見たときに、でっかい足だなと思ったんです。オレも高校生ぐらいで28センチで履ける靴が無くて困っていたのに、それよりでかい。
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- 徳光)そうですね、足が大きかったですね。あの馬場さんがカーンに「小沢、おまえ足、大きいな」と言ったらしいですよ(笑)
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- -----1981年4月のMSGでのジャイアントの足折り事件。
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- 前田)あとから小沢さんに聞いた話だけど、実はジャイアントは試合前からすでに足を怪我していたらしいんですよ。だから試合序盤にカーンが足を攻撃して、アンドレが試合中に足を引きずっていても、観客におかしいと感じさせないように試合を成立させたという話をしていましたね。
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- 佐久間)それでもアンドレはプロだから、試合後に「あのやろう、殺してやる」とマスコミに言ったので、奥さんがプロレスを辞めさせようとしたということです。
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- -----キラー・カーンは昔から料理が上手だった
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- 前田)道場で餅つき大会やいろんな行事をやるときには、よく調理場に立っていましたね。
- 徳光)引退してスナックをやっているときに、尾崎豊にまかないのカレーを出したら絶賛したので、今でもそのカレーは「尾崎豊が愛したカレー」と言われています。
- 前田)尾崎豊は亡くなったその日もカーンの店に飲みに来ていたらしいです。
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- -----キラー・カーンと藤原のセメントマッチ
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- 前田)その試合、目の前で見てたんですよ。藤原さんが何度も小沢さんを極めて、小沢さんはずーっと悲鳴を上げてるんですよ。最後はスモールパッケージかなんかで小沢さんが勝ったんですけど。藤原さんは「一丁上がり」みたいな感じで引き上げていくし、小沢さんは足を引きずりながらボロボロになって引き上げていきました。
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- 佐久間)藤原さんととカーンさんが道場でイザコザがあって、カーンが最後の捨て台詞で「お前もニューヨークでメインとってみろよ」と言ったらしんですよね。その何日か後のシングルマッチだったんです。今はもう仲がいいみたいですけどね。
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- -----モンゴリアン・チョップ
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- 徳光)羽を広げたときに一番大きい鳥が「アルバトロス」。古舘伊知郎が「アルバトロス殺法」と名付けたロープ最上段からのニードロップはまさに「アルバトロス」でしたね。
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- 佐久間)モンゴリアンチョップが得意技でしたが、その後の一番の使い手は天山広吉ですかね。
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- 前田)天山は60分フルタイム闘ったときに、途中で貧血で倒れたんですよね。会うたびに「お前は女子高生か?」と言ってやるんです。
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- 徳光)それでも60分闘ってるんですから、凄いですよね。
- 前田)今の選手はできないでしょうね。
- (-----前田も60分フルタイムをやったこと無いのでは??)
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- -----昔の新日道場は過酷だった話から、前田のエピソードへ
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- 前田)新日の道場ではみんな自分の特製のドリンクを作って冷蔵庫に入れていたんです。オレも1リットルのコカコーラの瓶で自分専用のドリンクを作って冷蔵庫に入れていたのに、毎日、毎日誰かに飲まれてしまっていて、頭にきて、ある日コカコーラの瓶におしっこを入れて、砂糖やオロナミンCで飲みやすくして冷蔵庫に入れておいたら、その日も飲まれてしまったんだよね。みんなの前で「今日はおしっこ入れてたのに全部飲まれちゃったよ」と言ったら、荒川さんと栗栖さんがいきなり吐き出したんです。
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