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橋本&蝶野コンビ(2021/01/25更新)

 1990年2月10日の東京ドーム大会の名言といえば、「時は来た!」「クスッ!」。これはファンの間ではあまりにも有名ですが、その2週間前の1月25日の札幌でもこの二人の2ショットインタビューが実現、ワールドプロレスリングでオンエアされていました。東京ドームで猪木・坂口組と対戦することが決まり、その意気込みを聞かれています。

■2ショットでインタビュー
WP1990
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 この時期、リング上で反目し合っている設定のこの二人。流れは橋本vs蝶野戦に向かって一直線だっただけに、共闘すること自体がエポックでした。そして橋本がインタビューに応えて

橋本)
「俺らがね、この時代の旗手だからね、コレは目をつぶってイザコザを我慢してね、次の闘いに向けていかなきゃいけないから、コレはもう名タッグとして残せるように頑張ります」

■インタビューに応える橋本
WP1990
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 カッコいいことを言おうとする橋本ですが、出てきた言葉はカミカミ。橋本らしさ全開です。このシーン、橋本のワンショットしか映っていませんが、蝶野は画面の外で絶対に笑っているはずです!

■どうしても笑顔になってしまう蝶野
WP1990
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 一方では蝶野の名言も。

蝶野)
「向こうは国会議員と社長がタッグ組んでね、権力で闘ってくるのかもしれないけど、そんなもん関係ないですから、俺ら若い力で潰します」

「向こうはもしかしたらドームで終わっちゃうかもしれないから、墓に足を突っ込む前に首をもらっとかないと

■リング上でやり合うも結束を固める二人
WP1990
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 ドーム出撃の前にすでに「名コンビ」です。

 全く関係ないですが、このシーンでも蝶野は笑いをこらえています

■1990.07.22 蝶野&武藤
WP1990
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 1990年2月10日の東京ドーム大会はご存じの通り、一番の目玉商品のリック・フレアーが開催一ヶ月を前にして出場キャンセルとなった大会です。出場するかしないか曖昧だったアントニオ猪木もこのピンチには出場を決意。例によって「誰とでも闘う」と発言したことから蝶野が名乗りを上げました。当初はドームで橋本vs蝶野対決のはずでしたが、蝶野が「これはチャンス」とばかりに猪木戦を口にしたため、橋本も「なんで蝶野なんだよ、だったら俺が・・」となってコトは複雑に。フレアー欠場でカード編成に四苦八苦の坂口社長は「橋本vs蝶野」戦まで白紙になっては悩みが増えるばかりと、ついには猪木さんと闘うのは自分、「猪木vs坂口」戦まで考えたようです。そんな大ピンチの坂口社長がジャイアント馬場に頼んで全日勢の参加を取り付けたことから、「猪木&坂口vs橋本&蝶野」戦が決まったようです。カード編成に余裕ができたからこそ、この4選手を一試合で使ってしまう贅沢なカードが実現したんですね。

 この大会に全日勢の参加が無かったとしたら、と考えてみるのも面白いです。坂口にしてみれば「猪木vs坂口」戦なら“昔取った杵柄”で、それなりの名勝負を作る自信があったのかもしれません。“東京ドームでの最後の猪木vs坂口戦”も見たかったような気もします。「橋本vs蝶野」戦も二人ともレジェンドの仲間入りをした今だから思うのかもしれませんが「あり」だと思います。「ラリー・ズビスコvsマサ斎藤」戦で、マサ斎藤がAWA世界を奪取!ももっと大きく扱われたでしょう。北尾vsビガロもあったし、それなりにドーム大会らしくなったんだろうと妄想します。

■ドームでラストマッチ、見てみたかった気も
WP1986
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」放送キャプチャ

 


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