■'84IWGP前夜祭(1984/05/10)
東京スポーツより
左から、長州力、マサ斎藤、ビッグジョン・クイーン、オットー・ワンツ、マスクド・スーパースター、アンドレ・ザ・ジャイアント、スチュー・ハート(実行委員)、カール・ゴッチ(実行委員)、ハルク・ホーガン、アントニオ猪木、藤波辰巳、ディック・マードック、アドリアン・アドニス、ケン・パテラ、ビッグジョン・スタッド
1984年5月10日、東京新宿の京王プラザホテルでいよいよ明日から開幕する'84IWGP前夜祭が行われました。
昨年の猪木舌出し失神事件から1年、猪木が雪辱を果たして悲願のIWGP優勝の栄冠を手にできるかが焦点です。
■猪木とホーガン、表情が固い?
東京スポーツより
世界各ゾーンの予選を勝ち抜いた(?)代表たちによる第一回IWGPのメンバーと比較するとやや見劣りがする感は否めませんが、アンドレ・ザ・ジャイアントをはじめ、今年はディック・マードック、アドリアン・アドニス、マスクド・スーパースター、ケン・パテラと強豪外国人が参戦。さらに日本代表(?)として、藤波辰巳、長州力、マサ斎藤と実力者揃いです。
と、書いてはみたものの、最初にIWGP構想が発表されてから噂された参加選手、スタン・ハンセン、ローラン・ボック、ボブ・バックランド、ダスティ・ローデス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン達が闘いを繰り広げる豪華なリーグ戦、いったいリアル・ワールド・チャンピオンは誰なのか、という構想発表時に妄想を膨らませた参加者からはほど遠いメンバーです。
しかし当時の新日本プロレスには、そんなことは関係ないほどの勢いがありました。というか、まだ残っていたと言う表現のほうが近いかも知れません。とにかく80年代前半の新日本プロレスブームの中にいたプロレスファンとしては、小さな不満には目をつぶって、第一回IWGPの熱狂を再度味わいたいという気持ちでいっぱいでした。そういう訳で自分を強引にワクワクさせていたシリーズでした。
■長州力のコメント
東京スポーツより
維新軍・長州力とマサ斎藤の参戦、そしてヘビー級に転向した藤波辰巳の絡みも注目ですが、やはり最後は猪木vsホーガンで、アントニオ猪木がどんな力強い闘いを魅せてくれるのかを全ての猪木ファンが期待していました。
■アントニオ猪木のコメント
東京スポーツより
'84IWGP前夜祭を報じた東京スポーツ紙ですが、まだ試合が始まっていないので一面トップは飾れませんでした。世間の注目は長嶋茂雄氏の去就です。
■東京スポーツ一面
東京スポーツより
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【藤波辰爾50周年連載3】今でも緊張で直立不動…アントニオ猪木と50年(日刊スポーツ) https://t.co/cbxh6VkmHv
— pasin (@pasinpasin) May 9, 2021
本当に、スタン・ハンセン、ローラン・ボック、ボブ・バックランド、ダスティ・ローデス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン、そして、アンドレ・ザジャイアント、ハルク・ホーガン、が勢揃いしたリーグ戦が開催されていたらどうなっていたのでしょう。決着の着けようがなくて不完全燃焼試合のオンパレードとなること間違い無しです。第一回ぐらいのメンバーがちょうど良かったのかも知れません。
1983年5月9日新日本プロレス「IWGP決勝リーグ」埼玉・秩父大会!
— ラジプロ!!【広島発】プロレスを明るく楽しく激しく! (@rajipro) May 9, 2021
北米代表アンドレ・ザ・ジャイアントvs中南米代表エル・カネック
ゴング前からマントでアンドレを襲うカネック!
怒髪天のアンドレが18文からリーグ最短の1分49秒でカネックをフォール!
この日猪木&前田初コンビ結成! pic.twitter.com/d9t9h9wxoZ