■ProWrestling Illustrated December,2023
表紙
プロレスリング・イラストレイテッド誌の2023年12月号。この雑誌の発行年月日は、3ヶ月も先の日付でやや違和感があります。日本の月刊誌なら1か月先、週刊誌でも1~2週間というのが普通ですけどね。それでも「もう年末も近いな」と思ってしまう、12月号を手にしています。
今月の対特集「PWI500」とは、「プロレスリング・イラストレーテッド 500」の略称で、1年間(前年6月からその年の5月)で活躍したレスラー500人のランキングです。このランキングは毎年発表されており、今年が33回目とのこと。
■WPI500
ProWrestling Illustrated December,2023より
■第1位 WWE セス・ロリンズ
第7位には、新日本プロレスのオカダ・カズチカがランクイン。オカダはPWI500のトップ10の常連。かつては第1位にも輝いたことがあります。WWEで活躍している中邑真輔は、意外にも113位。ざっと全体を眺めてみると、オカダ以外にも、トップ500に日本人選手が20~30人程度はランクインしているようです。私にとっては名前を聞いたことがある程度の選手が多いのですが、日本のプロレスは、私が好む昭和時代よりもグローバルになって、アメリカにも認知されているということなのでしょう。
■オカダ・カズチカ
■中邑真輔
ProWrestling Illustrated December,2023より
(PWIのコメント)
「PWI 500」でトップに立った最初の、そして今も唯一の日本レスラー。それから6年、オカダは、日本におけるの史上最高のプロレスラーの一人として、間違いなく多くの未来への遺産を築き続けている。今年の4月、彼は世界タイトル戦でSANADAにタイトルを奪われたが、その数日後、棚橋弘至と石井智宏をパートナーに初のNEVER無差別級6人タッグ王座を獲得した。さらに新日本のAEWとの新たな協力関係により、オカダはブライアン・ダニエルセンとのドリームマッチで禁断の扉PPVのヘッドライナーを務め、新たな観衆の前で自らのスキルとスターパワーを披露した。 新日本プロレスのベテラン、指導者としての重責も担うオカダはまだ35歳。彼がこのリストに加わることは当然である。オカダは今年、新日本プロレスG1クライマックスのファイナリストとなったが、惜しくも内藤哲也に敗れている。
さて、今年の「PWI500」が第33回ということは、第1回は1991年。その時の紙面も歴史を振り返る企画としてこの号に掲載されていました。
■第1回「PWI500」の回想企画ページ
ProWrestling Illustrated December,2023より
この当時の第1位はもちろん、ハルク・ホーガン。その後にレックス・ルガー、リック・フレアーと続きます。ただ、掲載されている第1回の誌面の写真は画質が荒くて細かい記述が読み取れないのが残念です。
■第1位 ハルク・ホーガン
ProWrestling Illustrated December,2023より
そして我らがアントニオ猪木が第34にランキングされています。1991年と言えば、猪木氏は国会議員になってプロレスにはスポット出場しかしなくなったセミリタイヤ時代です。それでも34位というランキングはは素晴らしい。残念ながら写真は、35位のアブドーラ・ザ・ブッチャーです。その他の日本人選手では、グレート・ムタが猪木よりも上位にランクインしています。
■第34位アントニオ猪木
■第20位グレート・ムタ
ProWrestling Illustrated December,2023より
(PWIのコメント)
第20位 グレートムタ「このところ台頭してきた日本で最もポピュラーなレスラー。元WCW TVチャンピオン」
第33位 ビッグ・バン・ベイダー「日本の大スター。 1986年にはキャッチ・レスリング・アソシエーションでオットー・ワンツを破る 。なんとも特徴的なマスク!」
第34位 アントニオ猪木「間違いなく日本における史上最も優れた格闘競技者。現在は日本の参議院議員。1976年にはモハメド・アリと対戦した」
テリー・ファンク、ジェイク・ロバーツ、スタン・ハンセンの名前もあります。アントニオ猪木、ビッグ・バン・ベイダー、アブドーラ・ザ・ブッチャー。あの頃は熱かったなと振り返る昭和プロレスファンなのでした。
■テリー・ファンク/ジェイク・ロバーツ/スタン・ハンセン
ProWrestling Illustrated December,2023より
そして、テリー・ファンクの訃報も大きなニュースとして扱われていました。このページだけで無く、各記事や編集後記などにも「テリー・ファンク」の名前が頻繁に出てくることからも、テリーが多くのファン、関係者から愛されていたことがうかがえます。
■テリー・ファンク追悼文
ProWrestling Illustrated December,2023より
(PWIのコメント)
「さよなら、テリー・ファンク」
レスリング界は彼を愛していた。 ダブルクロス牧場出身の二代目格闘家、テリー・ファンクについて悪口を言う人はいないだろうか、8月23日に79歳で死去したことを受けて、レスリング界の隅々から溢れんばかりの追悼メッセージが寄せられた。 多くの人に愛され、時には史上最高のレスラーと呼ばれたテリー・ファンクは、彼が半世紀にわたって演じ続けた野性的な男のイメージとは矛盾する、圧倒的な寛大さと優しさを兼ね備えた男だった。・・・・・・
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