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「アントニオ猪木」---モハメド・アリとの闘いで歴史を作り、アジアだけでなくアメリカでもセンセーションを巻き起こした史上最も伝説的なレスラーの一人が亡くなった。
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新日本プロレスの創始者であるアントニオ猪木が2022年10月1日に79歳で死去した。彼のの命を奪ったのは長年患っていた全身性アミロイドーシスだった。
アントニオ猪木は1960年代に伝説のプロレスラー力道山によって見いだされた。猪木が入門したJWA(日本プロレス協会)では、ジャイアント馬場とタッグチームを結成してタイトルも保持している。猪木はその日本プロレスと会社運営について対立して会社を飛び出し、1972年に新日本プロレスを創設した。その後2005年まで新日本プロレスの経営に携わている。同じく1972年には、ジャイアント馬場も全日本プロレスを旗揚げした。
新日本プロレスではアントニオ猪木の最初試合、カール・ゴッチ戦から始まり、その後はルー・テーズのようなベテラン選手とも闘いを繰り広げた。そして1976年、ボクシングの伝説のヘビー級チャンピオン、モハメド・アリと対戦し、猪木は世界的に知られる存在となった。プロレスラーとボクサーのどちらが強いのか、大きな注目が集まったこの試合は、最終的には15ラウンド引き分けに終わっている。今では この試合はMMAの原点と見なされている。
モハメド・アリ戦
猪木は1979年には当時のWWFヘビー級チャンピオンだったボブ・バックランドから王座を奪取している。 しかしタイトルの移動はWWFから公式に認められず、現在のWWE チャンピオンシップの記録にはアントニオ猪木の名前が記されていない。
■史上最大のプロレスイベント
アントニオ猪木は、1995年、北朝鮮の首都ピョンヤンにおいて史上最大のプロレスイベント「平和の祭典」を開催した。2日間にわたるイベントで、初日15万人、二日目には19万人の観客が集まったという。アントニオ猪木は、大会のメインイベントでプロレスの殿堂入りを果たしているリック・フレアーと対決し、14分52秒で勝利した。この大会では、ロード・ウォリアーズのホーク・ウォリアーやスタイナー兄弟などのアメリカ人レスラーも参加した。そして、元プロボクシング・ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが大会の主賓として招かれている。
北朝鮮・平壌 リック・フレアー戦
猪木は1998年4月に東京ドームで行われた大会でドン・フライを撃破し、プロレスラーを引退した。その後も2005年まで、自らが立ち上げたプロレス団体・新日本プロレスを運営し続けたが、ゲーム会社ユークスに株式の過半数を売却し、会社を離れることになった。しかし2007年にはIGF(イノキ・ゲノム・フェデレーション)と言う名称の新しいプロモーションを立ち上げている。このリングには猪木の名のもとに、世界のレスラーのビッグネームが参加して輝きを放った。この時期、プロレスラーであり総合格闘家であるブロック・レスナーは新日本プロレスとIGFの両方の団体に出場している。この他にも、ハルク・ホーガンやアンダーテイカーも参加した。
アントニオ猪木が立ち上げた新日本プロレス、およびIGFでは、アメリカのレスラーが活躍しただけでなく、日本人の多くのスターレスラーも輩出している。中邑真輔、オカダ・カズチカ、棚橋弘至、橋本真也らが新日本プロレスでキャリアをスタートさせた大物レスラーだ。
2010年 WWE殿堂入り
アントニオ猪木はレスリング界で最も偉大なレジェンドの一人で、数多くのプロレス殿堂入りを果している。1995年にはWCW、2010年にはWWEが、尊敬の念を持って猪木を称えている。この他にも、レスリングオブザーバー殿堂(1996)、NJPW殿堂(2007)、ジョージ・トラゴス/ルー・テーズプロレス殿堂でも選ばれている。
■政治家としても活躍した猪木
猪木氏は、プロレスラー、プロレス団体経営者としてだけでなく、政治の舞台でも活躍した。1989年には「スポーツ平和党」の党首として参議院議員に当選し、1995年まで国会議員を努めた。そして2013年に参議院議員に立候補。再び議席獲得して復帰し、2019年6月までの任期をまっとうして政界を引退した。
アントニオ猪木
アントニオ猪木、新日本プロレスの創設者、史上最高のレスラー、そして生涯を通じて朝鮮半島の南北の和解に貢献したいと願い続けた男、アントニオ猪木、安らかに眠る!
ティモ・レヒテンボーマー
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我が師、井上編集長の命日です。 pic.twitter.com/fiHqtuDz2O
— ターザン山本! (@tarzany) December 12, 2022
意味がわかりにくい部分は意訳をしています。ドイツ語が得意な方では無いので、訳が間違っていたらごめんなさい。それでも8割方は正解だと思います。
【#アントニオ猪木 が登場ダーッ】
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) December 12, 2022
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