■ジャイアントvsマサ斎藤
東京スポーツより
'84IWGP第8戦、5月18日広島県立体育館大会は前半戦の山場、アントニオ猪木vs長州力の公式戦。4.19蔵前国技館の正規軍vs維新軍の大将決戦からの再戦です。リーグ戦自体は一歩遅れをとっている長州ですが、維新軍の存在感を示すためにも負けられない闘いです。維新軍は試合前にリング上で練習している猪木を襲撃したとのこと。実は私もこの試合を観戦したのですが、会場に入ったのが遅かったので目撃できませんでした。残念。
試合開始直前のレフリーチェック時に長州力が奇襲攻撃、リキラリアートをみまって試合がスタート。そのままオクラホマ・スタンピート、そしてサソリの体勢へ。全体的に7:3で長州が攻勢を取る展開でした。サソリが崩れてのアキレス腱固めのような足固めの攻防もねちっこく、観客を飽きさせない展開でした。
最後は長州のブレンバスターを切り返した猪木が逆さ押さえ込みで勝利。最初はロープ越しのブレンバスターを切り返しての逆さ押さえ込みを狙った猪木ですが、着地に失敗して体勢が崩れてしまいました。長州は律儀に再度ブレンバスターを仕掛け、今度は猪木がきれいに切り返して逆さ押さえ込みが決まりました。(仕事キッチリ!)
■5月18日の試合結果
東京スポーツより
この日のカードは、パテラ、クイーン、スタッドのシングルマッチ、維新軍vs正規軍、そしてホーガンのタッグマッチと見所のある試合ばかりです。そしてもう一つの公式戦が藤波vsジャイアント。ヘビー級転向の藤波とはいえ、体重差・体格差は歴然。藤波は18文キックを3度もくらってヒップドロップからのフォール負けでした。それでもジャイアントにトップロープからの回転エビ固めを決める見せ場もありました。もしも新日本プロレスが新しい路線を考えるのであれば、まさかの藤波のフォール勝ちで、ヘビー級にも十分通用する実績をつけさせる手もあったのではないかと妄想してしまいす。猪木よりも先に・・・これはものすごいインパクトですが、猪木のプライドが許さないのかも知れないですね。
■藤波の自爆
東京スポーツより
■星取り表
東京スポーツより
クイーン、パテラ、ワンツ、頑張れ!
■東京スポーツ一面(1984/5/20)
東京スポーツより
東スポ一面は、猪木vs長州がトップだろう・・・と思ったら、「岡本綾子」でした。小さく「猪木、長州破る」。
プロレス雑誌の表紙集のギャラリーページも見てね。
ツイッター twitter も見てね。
サイト内検索ボックス
— ねひつじ (@nehitsuji) May 17, 2021
本当に、スタン・ハンセン、ローラン・ボック、ボブ・バックランド、ダスティ・ローデス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン、そして、アンドレ・ザジャイアント、ハルク・ホーガン、が勢揃いしたリーグ戦が開催されていたらどうなっていたのでしょう。決着の着けようがなくて不完全燃焼試合のオンパレードとなること間違い無しです。第一回ぐらいのメンバーがちょうど良かったのかも知れません。
今日は「国際博物館の日」
— 京都・プロレス美術館 「憩いのリング」 (@wrestlinghouse) May 18, 2021
25年前こじんまりした「プロレス博物館」を
自作で作りたいと思って周辺の方々に意向を話したとき
「プロレスは外国人選手が来日することで成り立つ競技なので
国際的に通用するレベルの巨大な博物館を目指せ!」
といってくれた人がいますが
この程度の規模でよかったです pic.twitter.com/g6BzVj8pGM