■ミック博士の昭和プロレスマガジン第61号
表紙
表紙をめくるといきなり、かつてCS放送(FIGHTING TV SAMURA!)のトーク番組「Versus」に出演した前田のキャプチャ画像共に「すべては前田日明のこの証言から始まった」と、書かれているではありませんか。
■「コレに全日に行けって言われたんだよ」
ミック博士の昭和プロレスマガジン第61号より
いやいや、決してイチャモンをつけているわけではございません。我がHP「Favorite Cafe」のアドレスをしっかりと記載していただき、ありがとうございます。色々な方にこのHPを活用していただくとは、嬉しいことです。今回の「ミック博士の昭和プロレスマガジン」を読んで、一人でもこのHP「Favorite Cafe」に立ち寄ってくださる方がいたら有り難いなと思います。
さて、このところの「昭和プロレスマガジン」は、数々のプロレス雑誌やスポーツ新聞などの記事から、ひとつの事件や事象を掘り下げていく特集が続いています。“当時のこの雑誌にはこう言う記事が載っている”と書かれると、実際にその当時の記事を読みたくなるものです。ということで、「昭和プロレスマガジン第61号」に引用されている「週プロ」「東スポ」などを引っ張り出してみました。
■週刊プロレス1984年2月21日号
表紙
まずは、「週刊プロレス1984年2月21日号」。この号は、新日本プロレス「雪の札幌、テロリスト藤原が長州を襲撃!」の号です。そう言われれば確かに「こんな会社、辞めてやる!」とは書いてないですね。
■「こんな会社では試合したくない」
週刊プロレス1984年2月21日号より
それよりも「昭和プロレスマガジン第61号」の特集の本筋として重要なのは「週プロ」の巻頭特集の本文です。
■「スクープ! 佐山、長州、複数の名が」
週刊プロレス1984年2月21日号より
本文の大見出しには「フジテレビと年間契約済み!契約書に佐山、長州、そして数名の名が・・・」と書かれています。この段階では、旧UWFとジャパンプロレスの二つの動きがごっちゃに報じられていたようです。
そして、たまたま保存していた東京スポーツの記事に「長州は週刊誌を破り激怒」の写真も見つけました。この時の長州は第三団体への参加は完全否定するスタンスだったようです。長州力の怒りのとおり、確かに長州は「UWF」への移籍ではなかったですね。
■週プロを引き裂く長州力
1984年2月11日付け東京スポーツより
それでは「週刊ファイト」はどう報じていたのかと開いてみると、こちらも「長州、ウワサを否定!」となっていました。
■長州、ウワサを否定!
週刊ファイト1984年2月14日号より
こうやって雑誌や新聞などによって書かれていることが矛盾していればいるほど、当時は興味が湧いてきたものです。このあとの旧UWFの分裂問題についても、「週プロ」と「週ゴン」で180°異なる報道がされていたことも思い出されます。そんな謎解きも昭和プロレスの醍醐味でした。
■UWF軍団、ハワイで衝撃のフリー宣言
週刊ゴング1984年6月14日号より
■UWFレスラー、フリー宣言を否定
週刊プロレス1984年2月21日号より
今回の更新は、昔の新聞・雑誌の記事を引っ張り出して読み返すという、秋の夜長の密かな遊びでした。最後にUWFの動向とジャパンプロレスの全日登場が気になった1984年末の「東スポ」の見出しを三連発「引用」掲載しておきます。「ミック博士の昭和プロレスマガジン」とともにお楽しみください。
■猪木、藤原、謎の密会
1984年10月12日付け東京スポーツより
■前田、猪木に挑戦
1984年12月6日付け東京スポーツより
■長州、スミス粉砕
1984年12月15日付け東京スポーツより
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サンホゼに猪木さんに会いに行った時よく目的も無くいろんなところにドライブ。その時突然ナッパのワイン工場に行きたいと。いろんなワインを猪木さん飲めてすごくハッピー。日本にお土産で何本も買ってました。ドライブ中いろんな話できて本当にいい時間でした。猪木さん本当にありがとうございます pic.twitter.com/kLxa5SXPSg
— Simon (@iSimonWorld) October 11, 2023
我がHP、数々の出版物や放送・ビデオなどの著作権について、「引用」の範囲を拡大解釈をして、写真やキャプチャ画像を掲載していますので、あんまりよろしくないことは承知しています。そこはギリギリ5カウント以内の反則だと勝手に解釈しているのですが、どこかの段階で「反則負け」を宣告されても仕方ない状態だと思っています。それでも、少しでも昭和プロレスに興味を持つ方々の役に立っていれば喜ばしいことです。
東京スポーツの記事や写真もいろいろ勝手に掲載しており、実際にある日、本当に東京スポーツの担当者からメールを受け取ったときには、「ついに怒られたか」と思いました。ところがHPの記事についての確認で、「東スポでも使いたいので、出典を教えてください」とのメールでした。結局のところ、無断で掲載している東スポの写真もたぶん、黙認されているいるようでした。週刊ファイトからメールを受け取った時も同じようにヒヤヒヤしましたが、今でもフレンドリーにおつきあいさせていただいています。今後ともよろしくお願いします。
格闘家アントニオ猪木の手
— 木村光一 (@vdxJog5HlRT47XH) October 11, 2023
ツイートを開始した頃、大きな反響のあった猪木さんの手。
時に凶器と化した指と手首の関節。
私はこの手首でフェイスロックを極められた瞬間のあの衝撃を生涯忘れない。
2005.4.8 撮影#アントニオ猪木 #格闘家アントニオ猪木 pic.twitter.com/ZlfEi4vWg8