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アントニオ猪木展・横浜(2024/2/20更新)
   ~猪木寛至のプライベートショット~

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 ■アントニオ猪木展~横浜~2024年2月
exhibition
 

 2024年2月、横浜・みなとみらいの1F グランドガレリア 「アントニオ猪木展」が開催されました。会場は写真撮影OKということで、またまた展示物の写真をたくさん撮りました。2023年の夏に東京・京王百貨店で開催された時のアントニオ猪木展とダブった展示もありましたが、おそらく半分以上新たな展示だったように思います。

 ■猪木文子さんの挨拶状(1974)
exhibition
 

 新たな展示品のひとつとして、実弟の猪木啓介さんが所有している母・文子さん(1987年10月に亡くなった・享年79)の直筆のメッセージカードがありました。新日本プロレスが1974年12月に初めてブラジル遠征を行った時にサンパウロ在住の文子さんが関係者へ宛てたクリスマスと新年のメッセージです。その結びには「完至の母 猪木文子」と書かれています。

 「猪木寛至」なのか「猪木完至」なのか。少なくともアントニオ猪木のお母さん、文子さんの認識としては「完至」だったようです。これについて、ネットニュースに福留崇広氏の取材記事が掲載されていましたので、引用しておきます。

 

【ネット記事より~福留崇広氏記】

 

 猪木さんの本名は「寛至」と伝わっているが、1943年2月20日の誕生時の命名は「完至」だった。ブラジルで力道山にスカウトされ1960年4月の日本プロレス入門時の「報知新聞」の記事も「猪木完至」と書かれ、同年9月30日のデビュー後から1962年11月に「アントニオ猪木」に変わるまでの2年間、リングネームは「猪木完至」だった。

 

 なぜ「寛至」へ変わったのか。晩年の猪木さんを取材した時、「戦争で横浜大空襲の時に役所が焼けて戸籍もなくなった。戦争が終わって新しく申請するときに石炭商だった祖父の佐次郎が『寛至』に変えたんじゃないかな」と証言していた。

 

 横浜市鶴見区に住んでいた猪木さん一家だが約1万人が亡くなったとされる1945年5月29日の横浜大空襲で鶴見区役所は消失。他の市民と同じように新たに戸籍登録する際に「完至」から「寛至」へ変えたという。したがって出生時の名前は「完至」。そのため初期のリングネームも「猪木完至」、さらには母・文子さんも変わらず「完至」と受け止めていたと思われる。

 

 11人兄弟の六男だった猪木さんに「完至」と命名された由来を尋ねると「親父は子どもを作りすぎたから、これで完全に打ち止めに至るっていう意味があったんじゃないかな。だけど、オレの後も妹と弟ができたんだけど」と爆笑していた。

 

 ■挨拶状に添えられていたサンパウロの写真(1974)
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 ■全伯陸上競技大会(パカエンブー競技場)
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 猪木が砲丸投げ、円盤投げで優勝した大会?

 この他にも、猪木氏のプライベートショットがいくつか展示されていました。1973年に藤波を連れてアフリカを訪れた写真です。藤波がよく話をする「アフリカ置き去り事件」の時の貴重な写真です。

 ■アフリカで現地の人と交流する猪木(1973)
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 ■このあと置き去りにされた藤波辰巳(1973)
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 ■日本プロレス入門後(どこかの試合会場)
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 ■海外武者修業時代
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 ■ビーチでのプライベートショット
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