■猪木の回転エビ固め
東京スポーツより
5月27日、東京・後楽園ホール。公式戦は猪木vsマサ斎藤。マサ斎藤の元祖ひねりを加えたバックドロップ四連発をくらって瀕死のアントニオ猪木はカウント「2.99」。そこから写真の「回転エビ固め」で大逆転勝利です。
猪木の「回転エビ固め」ってとても珍しいのです、少なくとも私の記憶では。過去の戦績を見ていると、若い頃の猪木(1960年代)は回転エビ固めをフィニッシュに使ったことは一度もありません。しかし、1970年代にはまあまあ使っているようです。この頃は新日本プロレスが外人レスラーのブッキングに苦労していた頃で、来日外国人選手にそれなりに気を遣ってのフィニッシュホールドだと思います。
1980年代以降は、猪木の「回転エビ固め」はとてもレアなフィニッシュになります。引退までに、たった4回しか使用していません。テレビで放送されたのは1986年のマッド・マックス2号に決めた回転エビ固めだけです。テレビで放送されていないので、記憶に無いのも仕方ありません。貴重な4つの試合結果を全部書き出しておきます。
■1980.01.06 東京・福生市民体育館
60分1本勝負
アントニオ猪木(回転エビ固め9分9秒) vs ロッキー・ジョンソン
■1984.05.27 東京・後楽園ホール
IWGPリーグ戦 60分1本勝負
アントニオ猪木(回転エビ固め11分28秒) vs マサ斎藤
■1985.05.20 広島・広島県立体育館
60分1本勝負
アントニオ猪木(回転エビ固め9分16秒) vs キングコング・バンディ
■1986.01.24 静岡・静岡産業館(TV)
タッグマッチ 60分1本勝負
アントニオ猪木&木村健吾 vs マッド・マックス1号&2号
◎ 猪木(回転エビ固め12分53秒) vs 2号
■5月27日の試合結果
東京スポーツより
公式戦のジャイアントvsスーパースターは試合時間こそ短いですが、スーパースターのフライングネックドロップで大巨人をあわやフォールのシーンがあったようです。藤波はパテラに逆さ押さえ込みで勝利。やっぱりヘビー級転向の証となる力強いフィニッシュホールドが欲しい藤波です。
■スタッドは帰っちゃいました
東京スポーツより
■東京スポーツ一面
東京スポーツより
東スポ一面トップは「綾子2位」。全米制覇か?
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— コブラ@昭和プロレステーマ曲研究家 (@kokontezangetsu) May 24, 2021
本当に、スタン・ハンセン、ローラン・ボック、ボブ・バックランド、ダスティ・ローデス、アブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン、そして、アンドレ・ザジャイアント、ハルク・ホーガン、が勢揃いしたリーグ戦が開催されていたらどうなっていたのでしょう。決着の着けようがなくて不完全燃焼試合のオンパレードとなること間違い無しです。第一回ぐらいのメンバーがちょうど良かったのかも知れません。
元気ですかー!
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) May 21, 2021
声もだいぶ張り上げて
元気ですかが言えるようになりました。
今回は函館の『愛菜果 ゆあさ』さんより たくさんフルーツいただきましたhttps://t.co/8WnkbWvbDS pic.twitter.com/QfFwBAD3FU