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BILD紙(2021.5.8)ローラン・ボック記事(2024/4/8更新)

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■2021年5月8日付け ドイツBILD紙
BILD紙
 

 2021年5月8日付けのドイツのBILD紙の記事です。内容が読める解像度の画像を見つけたので翻訳してみました。ローラン・ボック氏、コロナで大変だったようです。これ以降の続報がないのですが、便りがないのは良い知らせなのだと思います。
 以下は、記事の翻訳です。

(大見出し)

「最後の敵はコロナ!」

 シュトゥットガルトでは現在(2021年5月)、数千人がコロナに感染して隔離されている。
 かつてのスタープロレスラーであり、伝説的なディスコ王、ローラン・ボック氏(76)もその中の一人だ。彼は現在、シュトゥットガルト・シュタムハイム(Stammheim)のアパートで自宅隔離療養中だ。

 

 ボック氏は「最後の対戦相手はコロナだ。どこで感染したのかわからない。スーパーマーケットに行った時かも知れない。39度の熱と咳が出て、現在は療養中だ。しかし入院する必要は無く、長男と妹が必要なものを持ってきてくれる」と語っている。

■ローラン・ボック
BILD紙
生涯の冒険を振り返るローラン・ボック氏(76)

 「私は貧乏な家庭で育ち、カーチェイスのような人生を生きた。そしてまた貧乏に戻って死ぬのかな」と笑った。

 ローラン・ボック氏は18歳の時、アマチュアレスリング選手として成功し、ドイツチャンピオンとなった。オリンピックにも出場し、1970年にはヨーロッパ選手権も制覇した。しかし、レスリング協会会長との確執もあり、ミュンヘン五輪を前にアマチュアレスリングを諦めた。その後プロレスラー映画俳優となり、映画スターのジェラール・ドパルデュー(72)ともスクリーンで共演している。

■映画「ハリケーン・ロージー」
BILD紙

2021年5月8日付け ドイツBILD紙より

 ボック氏は「私は1983 年にはルートヴィヒスブルクに ディスコ“ロック・ファブリック”を設立した。そこにはスコーピオンズメタリカのような有名なロック・グループがやってきて、一緒に開店を祝ったよ」と思い出を話した。しかし「プロレスでは何百万ドルものお金をやりくりしてビッグイベントを開催したこともある。また女子ボクシングツアーのような愚かなビジネスアイデアでショーを企画したりした。そのおかげで、ほとんど全てを失ったよ」と振り返った。

■ロック・ファブリック
「BOCK!」

「週刊ファイト」1982年1月5日号より

 今、歳を重ねたボック氏は、「私は家族のことを全く顧みなかった。いつも仕事を理由に外出していて、ほとんど家に帰らなかった。そのせいで2回の結婚生活は両方とも破綻した。今でもそのことで自分を責めている」と後悔の念を語る。

 ローラン・ボック氏は、1991年にタイに移住した。2003年、中国への旅行中にSARSウイルスに感染してタイに再入国することが許されず、これを機にドイツ・シュツットガルトに戻った。さらに、2年前(2019年)には脳出血を起こしている。

 「プロレスも私の人生の大切な一つだった。しかし体を酷使したプロレスの影響で脊椎と関節を損傷し、今では歩くために歩行器を使わなければならないし、シャワーを浴びるのにも助けが必要だ。今では年金暮しで、大きな買い物をする余裕もない」

■記事では、必殺技「スクリュードライバー」とある
「BOCK!」
2021年5月8日付け ドイツBILD紙より

 しかしボック氏は「もう一度コロナに感染することのないよう、1週間後には最初の予防接種の予約を入れている」と言う。さらに「今年(2021年)6月初旬に私の自伝が出版される予定だ。その時は、出版記念イベントに参加できるかもしれない。コロナから回復したら、膝を手術して、またジムに通いたい」と、まだまだ、これからの人生を諦めてはいない

■自伝本「BOCK!」の紹介
BILD紙

2021年5月8日付け ドイツBILD紙より

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 「何百万ドルの金をやりくりして開催したプロレスのビッグイベント」とは、アントニオ猪木を招聘した欧州「キラー猪木ツアー」のこと。また「女子プロボクシングの愚かな企画」とは、物議を醸した“トップレス”女子プロボクシングのこと。これらのイベントで破産し、さらに詐欺行為で投獄されている。しかし、その後のディスコの経営で大成功。ところが事業拡大で大失敗。そのあとタイに移住して、現地で新しい事業を起こし、一儲けしている。その後、社員に任せていたドイツの事業で問題が発生して、責任者のボックに“逮捕状”が出され、ドイツに戻ることが出来なくなり・・・・・とボックの生涯の物語が続くことになる。まだまだ色々あって、今の年金生活に辿り着く。そんな話が自伝「BOCK!」には書かれています。

 

 

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